　茗荷谷に建設中のマンションの環境撮影のため、リストアップされたレストランを探していると懐かしい匂いがしてきた。ネパールに40回も通ってるネパール通の私にはエスニックの匂いにかなり敏感である。早朝から撮影をしている為、食欲をそそる匂いには、ついつい興味を抱いてしまう。中華レストランの並びにアジアンダイニング＆バーと書いてある立て看板があり、それを見てみると店の名前は「マナカマナ」料理はインド、ネパール料理ではないか。店の前でメニューの詳細を見ていると店長らしき人が店の外に出てきて食事を誘われた。「ナマステ」と声をかけると「ナマステ」とあいさつを返してきた。たったその一言で引き込まれるように店に入ってしまった。

　食事をしながら話をしてみると店のオーナー、スタッフはすべて「ネパール人」だった。彼らのカーストは「チェトゥリ」。ネパールでは一番上のカーストである。

　バターチキンカレーのセット、飲み物はもちろん「ネパールティー」。日本にあるネパールレストランで美味しいネパールティーを飲める店はなかなか難しいのだが、このレストランのネパールティーは私を満足させてくれた。

　それ以来、「マナカマナ」に通うようになった。もちろん「カレー」も美味しい。